月別アーカイブ: 5月 2015

内覧会のご案内

6月5日(金)、6日(土)、7日(日)の3日間、

11時~17時まで

アルファ歯科クリニック増築に伴い、

内覧会を開催いたします。

無料検診や相談会、また子供さんにはわくわくイベントなどを

予定しておりますので、ぜひご来院くださいませ!!

 

 

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虫歯の予防①

虫歯のいちばんの予防は、なんといっても歯垢(プラーク)を作らないようにすることです。
ここでは、代表的な虫歯の予防方法を説明します。

虫歯にならないようにするには

まめに歯医者に通う

定期的に歯医者に通い、歯垢や歯石を取ることが理想的です。

虫歯の早期発見・早期治療にもつながります。

歯みがきを習慣化する

正しいブラッシング方法はもちろんですが、それ以前に歯みがきを

毎日しっかり行うことは基本中の基本です。

時間がないからといって30秒くらいで歯みがきを済ませたり、

爪楊子で食べかすを取って終わりという人は、虫歯になりやすい人だと言えるでしょう。

歯ブラシの選択に注意する

歯垢(プラーク)はうがいでは除去できません。

歯ブラシでの適切なブラッシングにより初めて除去できるのです。

力を入れてゴシゴシ擦って効果が高くなる訳ではなく、

かえって歯や歯ぐきを痛めてしまい、歯の寿命を短くしてしまいます。

口の中の状態は、みんな違います。あなたに合った歯ブラシや清掃道具・使い方は

虫歯の危険度に合わせて歯科医師・歯科衛生士から指導をしてもらいましょう。

 

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経済リポートに掲載されます

6月1日発行の経済リポートに

アルファ歯科クリニックが紹介されます。

是非ご一読くださいませ!!

 

 

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歯とお口のトラブル対策

口臭について

口臭には、生理的口臭、飲食物・嗜好品による口臭、病的口臭などがありますが、

口臭の原因の約90%以上がお口にあります。自分の口臭は、

自分ではなかなか分からないものです。しっかり予防対策しましょう。

 

口臭のセルフチエック

1日1回しか歯を磨かない
歯石を1年以上とっていない
歯に食べ物がはさまる
口の中がネバネバしている
歯ぐきから血や膿み(うみ)が出ることがある
舌が白っぽい
進行したむし歯がある
口が渇くことがある
たばこを吸っている
緊張しやすい
ストレスが多い
睡眠不足である

生理的口臭

誰にでもある口臭で、図に示すように、朝起きた時が最も強くなっています。

夜寝ている間は唾液の分泌が減り、細菌が増殖します。

そしてこの細菌が口の中の汚れ成分を分解し、口臭の原因物質がつくられるのです。

 

飲食物、嗜好品による口臭

ネギ、ニラ、ニンニクなどを食べた後の口臭。

これは口の中に残った食べかすが直接におう場合と、

体内で消化吸収されたにおい物質が血液によって運ばれ、

肺から呼気として排出されてにおう場合があります。

お酒くさい息も、アルコールが体内で吸収され、

肺からアルコール成分が排出されるからです。

これらは時間の経過とともに減少する一時的な口臭です。

 

治療が必要となる病的口臭

病的口臭の約90%以上は、お口の中の汚れや病気が原因で発生します。

口臭の原因としては、歯周病、舌苔付着、唾液分泌の減少、

義歯の清掃不良、進行したむし歯などがあげられます。

口臭が気になったら、まずは歯科医院で診てもらいましょう。

 

歯周病と口臭

歯周病になると歯肉の組織が破壊され、出血したり膿が出たりします。

そして歯周病菌が、破壊された組織や血球成分などのタンパク質を分解して

口臭の原因となる物質(揮発性の硫黄化合物)を発生させます。

また、進行したむし歯があると、口臭の原因にもなります。

毎食後の歯みがきで常にお口の中を清潔に保ちましょう。

セルフケアとプロフェッショナルケア

《セルフケア》

◯歯ブラシや歯間清掃用具を使ってすみずみまでていねいに磨く。

◯舌ブラシなどで舌苔を除去する。

◯義歯の清掃をする。

◯鏡で口の中を見て異常がないか観察する。

◯十分な睡眠とバランスのよい食生活で規則正しい生活を送る。

◯気持ちにゆとりを持って、リラックスした状態で毎日を過ごす。

◯口臭のセルフチエックを行う。

《プロフェッショナルケア》

◯定期的に歯科健診を受ける。

◯口腔内の状態に合った適切な口腔清掃の指導を受ける。

◯専門的歯面清掃や歯石除去をしてもらう。

◯歯周病やむし歯は早めに治療を受ける。

舌の清掃で口臭予防

口臭が発生する大きな原因となるのが舌苔(ぜったい)です。

舌に白色や淡黄色の苔のようなものがついているのに気づいたことありませんか。

これが舌苔で、死んだ細菌や新陳代謝ではがれた粘膜上皮の細胞、血球成分、

食物残渣などからできています。

うがいをするだけでは、舌苔を取り除くことはできません。

清掃のポイントは、起床直後に舌ブラシや軟らかい歯ブラシで磨くこと。

 

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要介護高齢者の口腔ケアについて⑤

これから口腔ケアを始めるヒトのために

キーポイント

1日1回からのスタート

介護の現場では、口腔ケア以外にもするべき仕事が山積みになっています。

口腔ケアを始める場合は、続けられるように、

まずは1日1回できることから始めるとよいでしょう。

介護現場では、やることがたくさん!

口は、体の中でも特に敏感な場所のうちの一つです。

口腔ケアを始める際には、まずは歯や唇をさわるといった”あいさつ”から始めましょう。

不快なことは避けて、介護者と高齢者の楽しいコミュニケーションをめざしましょう。

 

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要介護高齢者の口腔ケアについて④

〔実例報告1〕 口腔ケア、吸引装置付歯ブラシと歯垢中カンジダ減少効果

グラフ1 eブラシ、口腔ケアの歯垢中

歯表面を刷掃する口腔ケアを実施すると口腔ケアをしない場合と比較して、

歯表面の口腔カンジダ減少効果が期待できます。

 

〔実例報告2〕 口腔ケアの回数とカンジダ菌との関係

グラフ2 eブラシの回数と歯垢中カンジダとの関係

口腔ケアの実施回数が多くなるほど、高いカンジダ菌の 減少効果が見られました。

4ヶ月で25回以上で高い効果が見られることより、

1週間に2回以上の口腔ケア実施が推奨されます。

 

〔実例報告3〕 健全歯数、現在歯数と口腔ケアによるカンジダ菌の変化

グラフ3 健全歯数とeブラシの効果、グラフ4 現在歯数とeブラシの効果

健全歯数、現在歯数は多くなると、カンジダ菌減少効果が高くなる傾向が見られました。

健全歯を多く残し、う蝕、歯周病は治療して歯を多く残すことが、

高齢者の健康維持に繋がると考えられます。

 

〔実例報告4〕 年齢、寝たきり度と口腔ケア

グラフ5 年齢とeブラシの効果、グラフ6 寝たきり度とeブラシの効果

歳をとるとともに、口腔ケアによるカンジダ減少効果は低下していきます。

これには加齢に伴う全身の免疫力の低下なども影響していると考えられます。

寝たきり度と口腔ケアには相関が見られません。

寝たきり度にかかわらず、口腔ケアをきちんと行うことでカンジダ減少効果が得られます。

 

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宇宙飛行士と虫歯!

虫歯があっても宇宙飛行士になれるのでしょうか?

『フライト前にちゃんと治療すれば大丈夫です』とJAXA(宇宙航空研究

開発機構)のフライトサージャン(宇宙航空医学の医師)が言っています。

虫歯があっても治療してあれば問題はなく、歯に詰め物があっても大丈夫です。

宇宙飛行士は、打ち上げ前に、外れそうになっている詰め物はないか、飛行

中に悪化しそうな歯はないか、歯科医師に検診を受けます。

宇宙空間で宇宙服を着たり、脱いだりすることにより何度も気圧の変化を体

に繰り返すことになるので、もし虫歯や不十分な治療の歯があると、ひどい歯

痛が起こる可能性がとても高くなります。

エンデバーの日本人初の宇宙飛行士である毛利衛さんは『95年の選抜では親

不知と虫歯の治療をしないまま2次選抜に挑んだため、不合格でした。不合格通

知には『歯科治療の必要を認める』という一文があったそうです。

でも、宇宙で歯が痛くなったらどうするのでしょうか?まずは、痛み止めの薬

を飲むそうです。それでも無理な場合は、医師の指導の下、他の宇宙飛行士が歯

を抜く可能性があるそうです。宇宙空間では治療は無重量の為に難しいですし、

設備もありませんからね。

若田光一さんによれば『歯を抜く訓練は、地上で受けている』とのことです。

宇宙飛行士に抜歯の訓練があるとは。。。

だれでも虫歯予防をすることは大切です。もし将来、宇宙飛行士になりたいな

ら特にケアが必要ですね。

歯と宇宙飛行士の関係が面白くて紹介させていただきました。みなさんも宇宙で

なくても旅先などで歯痛などになっては楽しめませんよね。定期的な歯のケアや歯

の違和感や痛みなど歯科にご相談ください。

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要介護高齢者の口腔ケアについて③

いつやるのがいいの?

毎食後の口腔ケアが基本

口腔ケアは毎食後実施することが理想です。

特に、麻痺のある方にはあまり自浄作用が期待できないために、

毎食後の口腔ケアが必要になってきます。 毎食後の口腔ケアが困難な場合は、

少なくとも一日一回特に細菌の増殖する就寝の前にしっかりと口腔ケアをすれば

効果的に細菌数を大きく減らすことはできます。

 

どこを磨けばいいの?

むし歯や歯周病の原因となる汚れを除去することが重要です。

口の中の食べかすの残り具合、歯ブラシの当たり具合はチェックが必要でしょう。

(1)歯の表面をツルツルにしましょう

歯と歯の間、歯と歯肉の境目、歯の根の露出部は磨き残しが多い場所です。

歯の表面には歯垢と呼ばれるヌルヌルとした細菌の層が付着します。

このヌルヌルを取ってツルツルに変えていきましょう!

歯磨きの箇所

(2)粘膜、舌の洗浄

粘膜、舌の洗浄

粘膜、舌のケアは、口臭予防に効果的です。

粘膜、舌の清掃は、忘れがちですが、細菌の繁殖を抑制するのに有効なケアです。

(3)入れ歯の金具は要注意!

金具付着部位は複雑で汚れやすくなっているために、むし歯になり やすくなっています。

 

〔便利ツール1〕 歯ブラシ

歯ブラシの使い方は、用途により様々な方法があります。

歯ブラシによる歯垢(プラーク)コントロール

歯ブラシのあて方

デンタルフロス、歯間ブラシ

 

〔便利ツール2〕 粘膜用ブラシ

粘膜用ブラシは舌、粘膜面を清掃するための 特殊ブラシです。

口の中に残った食べかすや、舌、 粘膜上の汚れなどを少量の水で湿らせて、

絡み付けるようにして取ります。 歯のない方、少ない方や、

うがいの難しい方の口腔ケアには効果的でしょう。

粘膜用ブラシ

 

〔便利ツール3〕 義歯の清掃

義歯の表面にも細菌や汚れは、付着します。それら付着物を義歯から除去するときに

効果的なのが、義歯ブラシです。歯ブラシと比較すると耐久性に優れています。

また、義歯洗浄時に洗剤を用いる場合には歯みがき粉のような

研磨剤の入っているものではなく、中性洗剤で、研磨剤のない物を用いるとよいでしょう。

義歯の清掃

 

〔便利ツール4〕 吸引装置付ブラシ

飲み込みやうがいに困難のある方には吸引装置のついた口腔ケア用具を用いるとよいでしょう。

飲み込みや認知に障害のある方の口腔ケアに役立ちます。

粘膜磨き用のものから給水機能も備えたものまであります。

義歯の清掃

 

仕上げは‥?

洗口剤による口腔清掃

洗口剤による口腔清掃

最後にしっかりうがいをしましょう

歯表面、粘膜面から剥がれ落ちた汚れはしっかりうがいして口腔内から外に出しましょう。

その時にイソジンやコンクールFなどの洗口剤を使うと更に効果的です。

しかし、うがい薬を飲んでしまう方への使用は控えましょう。

うがい

 

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要介護高齢者の口腔ケアについて②

口腔は細菌の温床

口腔内には様々な菌が定着します。 加齢による免疫能の低下に伴い日和見菌が増加します。

その種類は350~700種にのぼると言われています。

これらの菌のうち、病原性のあるものは、大きく3つのグループに分けられます。

口腔内細菌数

 

日和見菌

日和見菌について

高齢者では、日常生活活動度の低下による不十分な口腔ケアと、

加齢による免疫能の低下などに伴い口腔内日和見菌が増加します。

また歯垢中の口腔内日和見菌の増加とともに、

肺炎桿菌、黄色ブドウ球菌などの全身疾患原因菌も含まれます。

これらの全身疾患病原菌と、高齢者における発症状況のメカニズムは

まだ明らかになっていませんが、これらの菌の増加を防ぎ、

リスクを低下させることが全身の健康維持に関係していると考えられます。

それに加えて、要介護高齢者では、うがいが困難になったり、

ブラッシングがうまくできなくなったりすることがあり、さらにリスクが高くなってきます。

このようなリスクを少しでも減らすために口腔ケアが必要になってきます。

口腔内で見られる日和見感染菌

  • ■Candida albicans(カンジダ菌)
  • ■Klebsiella pneumoniae(肺炎桿菌)
  • ■Pseudomonas sp. (緑膿菌も含む)
  • ■Staphylococcus aureus:MRSA(メシチリン耐性); MSSA(メシチリン感受性)(黄色ブドウ球菌)
  • ■Serratia marcescens(セラチア菌)
  • ■Branhamella catarrhalis(カタル球菌)
  • ■Haemophilus influenzae(インフルエンザ菌)

など。 これらの菌は宿主の免疫力低下に伴い、増殖し病原性を発揮することがあります。

このような症状を日和見感染症といいます。

 

日和見感染症

 

う蝕病原菌

主なう蝕病原菌

  • ■Streptococcus mutans(平らな面のう蝕)
  • ■Streptococcus sobrinus (平らな面のう蝕)
  • ■Streptococcus mitis (根面や溝のう蝕)
  • ■Lactobacillus sp.(根面や溝のう蝕)

う蝕病原菌は1.5歳ごろから口腔中に定着し始めます。

歯の平らな面にくっつき、バイオフィルムと呼ばれる細菌の塊を作ってう蝕を作る細菌と、

くっつく能力が弱いために歯の溝や根の表面といったくっつきやすい場合でのみ

う蝕をつくる細菌に大きく分かれます。

加齢と伴に変化するう蝕リスク

高齢者では、歯周病などにより歯肉の退縮がみられることがあります。

そのために露出した根の表面は食べかすが歯顎部同様にたまりやすく、

さらに酸に弱いためにう触になりやすくなりますので、

露出した歯の根には注意が必要になってきます。

また、運動能力の低下により、口の中の食べ物の移送がうまくいかなくなることもあります。

さらに、加齢と伴に口腔内への関心が無くなったり、

痛覚の低下により口腔内が不潔のまま放置されることがあります。

 

う蝕病原菌

 

歯周病原因菌

歯周病

病原性細菌が歯周組織に炎症を引き起こし、支えている歯槽骨を破壊する炎症性疾患。

患者の大半が慢性歯周炎として発症します。

主な歯周病原因菌

  • ■Porphyromonas gingivalis(慢性歯周炎)
  • ■Tannerella forsythia (慢性歯周炎)
  • ■Actinobacillis actinomycetemcomitans (侵襲性歯周炎、慢性歯周炎)
  • ■Fusobacterium nucleatum (慢性歯周炎)
  • ■Campylobacter rectus (慢性歯周炎)
  • ■Prevotella intermedia (思春期性歯肉炎、妊娠性歯肉炎、壊死性潰瘍性歯周炎)
  • ■Treponema denticola(壊死性潰瘍性歯周炎)

などがあげられる。

高齢者では進行している場合が多い

歯周病の進行は、痛みを伴わないことが多く、

発症の初期段階では自覚症状があまりありません。

進行すると、歯肉の腫れ、出血、噛んだときの歯の揺れや痛みを伴うため、

気が付くようになります。症状の改善には原因となる歯石除去といった

消炎処置が必要となります。

 

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要介護高齢者の口腔ケアについて①

要介護高齢者の口腔ケア

国立社会保障・人口問題研究所によりますと、戦後のベビーブーム世代が

65歳以上になる今後10数年の間に急速に人口の高齢化が進み、

2040年ごろには65歳以上の高齢者人口はピークを迎え、

総人口のおよそ3分の1を占めると推測されています。

このような超高齢社会を迎えるにあたり、2000年には介護保険が導入され、

身体または精神に障害を負っている人々の生活を支える社会保障システムが構築されました。

開始当初は介護認定者218万人だったのが、2003年10月末には371万人に急増しており、

特に軽度の介護者が大きく増加していることから、

これから重度の介護者にならないための対策が求められてきています。

 

このような状況下で、要介護高齢者の健康を維持していくための手段として

「口腔ケア」が注目を集めています。「口腔ケア」が単なる口の中のケアだけではなく、

発熱や肺炎の予防といった全身の健康維持にも関連することが

最近の研究でわかってきたからです。

次回から、急増している要介護高齢者の「口腔ケア」に関することを、

研究データを交えながらわかりやすく説明していきます。

 

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