ライフスタイルに沿った予防とケア⑤壮年期

壮年期

歯の喪失期

40歳代以降は、歯周病などにより歯を失う人が増えてきます。

働き盛りで歯科医院へ行く時間もなく、手遅れになりがちです。

年に1~2回は、定期的に歯科健診を受けることが大切です。

 

歯根のむし歯に注意

年齢とともに歯ぐきが退縮し、歯根が出てくることがあります。

この部分はエナメル質よりもやわらかく、むし歯になりやすいので注意が必要です。

 

セルフケアのポイント

歯と歯の間、歯周ポケットに届くよう毛先を使い丁寧に磨いてください。

差し歯や詰め物のある歯

◯さし歯や詰め物のある歯

さし歯のつぎ足した部分をよく注意してみがきます。

詰め物のある歯は、その周りがむし歯になりやすいので、

毛先を当てて小刻みにみがくことが大切です。

歯間ブラシ

◯歯間ブラシ

歯と歯の間にすき間ができるようになったら、歯間ブラシで清掃を。

挿入するときは、歯ぐきを傷つけないように注意してください。

ブラシを水平にして、ゆっくり前後に2~3回動かします。

歯の根が出ている部分の清掃

◯歯の根が出ている部分の清掃

根の部分は歯垢がつきやすく、やわらかいのでむし歯になりがちです。

毛先をしっかり当て、小刻みに動かしながら磨きましょう。

デンタルフロス

◯デンタルフロス

歯ブラシの毛先が届かない歯間部の清掃につかいます。

フロスの両端を指に巻きつけ、歯と歯の間に歯面にそって挿入します。

そして歯の側面をこすりながら2〜3回上下します。