ライフステージに沿った予防とケア②乳幼児期~学童期

乳幼児期

 

乳歯のむし歯

乳歯は生後6〜8か月頃から生え始め、3歳頃に生え揃います。

その後の2〜3年が最もむし歯になりやすい時期です。

むし歯予防のためにも、定期的な健診を受けましょう。

 

歯みがきの習慣づけ

歯が生え始めた時からむし歯予防のスタートです。

初めは毛先のやわらかい乳幼児用の歯ブラシやガーゼで歯の周りを拭き取ってあげましょう。

早いうちから歯ブラシを使って、歯をみがく習慣をつけることが大切です。

 

仕上げみがき

歯ブラシに慣れてくると子どもは自分でみがきますが、まだ上手にみがくことはできません。

最後は保護者の方が必ず仕上げみがきをしてあげてください。

 

プロフェッショナルケア

奥歯の噛み合わせ部分には複雑な溝があり、ここに歯垢がたまり、むし歯にしてしまいがちです。

かかりつけの歯科医院でフッ素(フッ化物)を塗ってもらうこともむし歯予防に有効です。

フッ化物の特性
フッ化物は、歯の表面の歯質を強くし、むし歯になりかかった歯の
再石灰化(なおす働き)を促進します。フッ化物は、歯垢の生成を抑えます。

 

 

学童期

 

歯の交換期

2~3歳頃までに乳歯は生え揃いますが、

永久歯の生え替わりは5~6歳から12~13歳頃までに行われます。

乳歯が抜けたり、永久歯が生えたりして、歯並びがデコボコしているので、

歯ブラシの当て方に注意しましょう。

 

むし歯になりやすい第一大臼歯

乳歯の奥に生えてくる最初の永久歯、第一大臼歯は生涯にわたり咀嚼の中心となる歯です。

ところが、生えるまでに1年〜1年半ほどもかかります。

生えたては背が低く、歯ブラシの毛が届きにくいので、

セルフケアでは図のように斜め横から当ててみがきましょう。

学童期 歯の磨き方