楽しい歯のお話

モーツァルトで、歯痛にサヨナラ

モーツァルトで、歯痛にサヨナラ

歯科医院の待合室や治療室に流れる心地よい音楽は、

気分を落ち着かせ、痛みを和らげる役割も果たしています。

1550年頃、ボストンの歯科医師ウォレス・J・ガードナー博士が、治療中に音楽を聴かせたところ、

歯の痛みが和らぎ、麻酔さえ必要なく、抜歯もスムーズに行われたと報告しています。

また、フランスのトマティス博士は、モーツァルトを聴くと心が穏やかになり、

病気さえ回復に向かうことを実証しました。

彼の音楽は、非常にシンプルで親しみやすいうえ、深く神秘的だからだそうです。

晩年のモーツァルトは、歯痛に悩まされていたとか。

痛みを和らげる音楽を生み出したモーツァルト自身が、

歯の痛みに苦しめられていたとは皮肉なものですね。