診療科目 リスク検査

リスク検査

リスク検査(唾液検査)

予防タイトル

 

ほとんどの患者様が、むし歯と歯周病の治療のために歯科医院を訪れます。その主な原因は、食べかすからできた歯垢(デンタルプラーク)であるといわれていますが、最近の研究により歯垢だけではなく、他の色々な要因が重なって発症、進行する事がわかってきました。歯をしっかり磨いているだけでは、むし歯や歯周病を完全に予防することは不可能です。

全身状態を医科では血液を検査して診断するのと同じくらいに、お口の中の状態は唾液を検査することにより、あなた自身のむし歯のかかりやすさや歯周病の進行状況を知ることが可能です。
唾液検査によりお一人おひとりのむし歯や歯周病のリスク(危険度)を調べ、あなたにあった予防プログラムを作成いたします。
ぜひ、この唾液検査をうけて、もう2度と同じ目にあわないようにかしこく予防しましょう。

リスク検査内容

受信できる検査は、「歯の健康検査」「う蝕検査」「歯周疾患検査」の3種類です。
各報告書は診査・検査した、むし歯や歯周疾患になるリスクを項目ごとにスコア化し、レーダーチャートで表します。
なお、このチャートは円が大きくなるほどリスクが低いことを表しています。今後の予防プログラムを歯科医師や歯科衛生士と相談して実施していきましょう。

◆ 歯の健康検査報告書

検査目的
むし歯と歯周疾患のリスクを調べます。(初回検査・定期検査として使用できます。)
問診項目
1.飲食・歯磨き
2.口腔内の様子
3.生活習慣
4.喫煙の状況
診査項目
1.プラークの状況(歯の汚れ具合)
2.むし歯の経験
3.歯肉の状況
4.唾液の状況(量とpH)
検査菌種
1.ミュータンスレンサ球菌数(むし歯菌)
2.ポルフィロモナス ジンジバリス菌数(歯周疾患関連細菌)

歯の健康検査報告書

 

◆ う蝕検査報告書

検査目的
むし歯のリスクを調べます。(むし歯専用検査として使用できます。)
問診項目
1.一日の飲食回数
2.フッ素の使用状況(洗口・塗布)
診査項目
1.プラークの状況(歯の汚れ具合)
2.むし歯の経験(むし歯になった歯の本数)
3.唾液の状況(量とpH)
検査菌種
1.唾液中の総レンサ球菌数
2.唾液中のミュータンスレンサ球菌数(むし歯菌)
3.1と2の比率
4.唾液中のラクトバチラス菌数(乳酸桿菌数)
*う蝕=むし歯  *リスク=危険度

歯の健康検査報告書

 

◆ 歯周疾患検査報告書

検査目的
歯周疾患のリスクを調べます。(歯周疾患専用検査として使用できます。)
問診項目
1.飲食・歯磨き
2.口腔内の様子
3.生活習慣
4.喫煙の状況
診査項目
1.プラークの状況(歯の汚れ具合)
2.歯肉の状況
検査菌種 (下記より2菌種と4菌種を選べます)
1.ポルフィロモナス ジンジバリス
2.タンネレラ フォーサイセンシス
3.アグリゲティバクター アクチノマイセテムコミタンス
4.プレボテラ インターメディア
*リスク=危険度

歯の健康検査報告書

 

歯周病菌検査

当院では歯周病菌の数を把握するための方法として「バナペリオ」を取り入れています。 バナペリオとは→歯垢を採取し、歯周病菌の数を測定する器械です。

 

歯周病原菌の存在が好感度に検出できます!

 

◆ バナペリオ開発の経緯

1980年代初期より、歯周炎の発症や振興に特定のグラム陰性の嫌気性細菌が増加していることが明らかとされ、その後、歯周病の約90%において、口腔内細菌の3種類の1種あるいは複数がその発症の原因になっていることが報告されています。

上記3菌種は、特定の合成ペプチドを分解する鵜トリプシン様活性(アルギニン残基のカルボキシル基剤のアミド結合を加水分解する活性)をもつことが分かり、基質であるN-benzoyl-DL-arginine-β-Naphtylamide(BANA基質)を用いることにより、上記3種の菌由来の酵素を特異的かつ高感度に検出できるようになりました。

バナペリオは、歯肉縁下プラーク中のPorphyromonas gingivalis, Treponema denticola及びTannerella forsythiaの3菌種がもつBANA分解活性(N-ベンゾイル-DL-アルギニルペプチダーゼ活性)を検出することによりこれら3種類の菌の存在を調べる体外診断用医薬品です。

 

◆ 測定原理

 

◆ 使用方法

1、使用前に
使用する直前に、バナカードをボトルから取り出し、試験日、患者名、対象歯などの情報を記入します。

 


2、検体の採取

歯肉縁下の検体をキュレットやハーシュフェルドファイルで採取し、検体塗布膜に塗り付けます。

 

 


3、軽く湿らす
小綿球等を使用してバナカードの判定膜を蒸留水で湿らせます。

 

 


4、反応
バナカードを折り目から内側に折り、検体塗布膜と判定膜を接触させます。次にバナプロセッサーにバナカードを入れ、55℃、5分間反応させます。バナカードを取り出し、折り目から下の検体塗布膜を含んだ部分は捨てます。青色反応があれば陽性です。バナペリオ判定早見表で結果を確認します。

 


5、使用前に
陰性・・・青い点は見られない。
弱陽性・・・少し青い色に反応が見られる
陽性・・・はっきりとした青い反応が見られる。3つの菌のどれか又は全てが検出され歯周病に罹患していると判定されます。

 

 

 

検査される方へのお願い ※検査当日に守っていただきたいこと

ア)検査予約の1時間前からは、歯みがきをしないようにして下さい。
イ)検査当日はうがい薬(イソジン液、コンクールF、リステリンなど)を使用しないでください。
ウ)内科的疾患【糖尿病、腎疾患、肝疾患、骨粗しょう症】があり内服継続中の薬がある場合は申し出てください。
エ)抗生物資は中止して下さい。(風邪薬を飲んでいる場合も申し出てください。)