ゾウ
動物の歯について
今日はゾウの歯についてのお話です。
象の歯は大きな臼歯が上下左右に1本ずつの計4本。
ひと回りもふた回りも大きな大人の靴底のような形をしており、
かみ合う面はギザギザ模様になっています。
60~70年の生涯のうち、この臼歯は6回も生えかわるのですが、
そのプロセスは大変面白いもの。
私たち人間の歯は下から顔を出してきて垂直に生えかわりますが、
象の臼歯は水平交換といって、奥にある臼歯が脱落するという交代方法をとります。
従って、歯がない期間は全くないのです。