月別アーカイブ: 4月 2015
噛む8大効用
噛む効用を標語にしました 「ひみこの歯がいーぜ」
よく噛むことは、単に食べものを体に取り入れるためだけではなく、
全身を活性化させるのにたいへん重要な働きをしているのです。
この噛む効用について、学校食事研究会がわかりやすい標語を作りました。
「ひみこの歯がいーぜ」です。
弥生時代の人は現代人に比べて、
噛む回数が何倍も多かったと考えられていますから、
卑弥呼(邪馬台国の女王)だって、きっとしっかりよく噛んで食べていたのではないでしょうか。
肥満を防ぐ よく噛むと脳にある満腹中枢が働いて、私たちは満腹を感じます。 よく噛まずに早く食べると、満腹中枢が働く前に食べ過ぎてしまい、その結果太ります。 よく噛むことこそダイエットの基本です。 |
味覚の発達 よく噛むと、食べもの本来の味がわかります。人は濃い味にはすぐに慣れてしまいます。 できるだけ薄味にし、よく噛んで食材そのものの持ち味を味わうよう、心がけましょう。 |
言葉の発音がはっきり 歯並びがよく、口をはっきり開けて話すと、きれいな発音ができます。 よく噛むことは、口のまわりの筋肉を使いますから、表情がとても豊かになります。 元気な顔、若々しい笑顔は、あなたのかけがえのない財産です。 |
脳の発達 よく噛む運動は脳細胞の動きを活発化します。 あごを開けたり閉じたりすることで、 脳に酸素と栄養を送り、活性化するのです。 子どもの知育を助け、 高齢者は認知症の予防に大いに役立ちます。 |
歯の病気を防ぐ よく噛むと唾液がたくさん出て、口の中をきれいにします。 この唾液の働きが、 虫歯になりかかった歯の表面をもとに戻したり、 細菌感染を防いだりして、 虫歯や歯周病を防ぐのです。 |
がんを防ぐ 唾液に含まれる酵素には、発がん物質の発がん作用を消す働きがあるといわれ、 それには食物を30秒以上唾液に浸すのが効果的なのだとか。 「ひと口で30回以上噛みましょう」 とよく言いますが、よく噛むことで、がんも防げるのです。 |
胃腸の働きを促進する 「歯丈夫、胃丈夫、大丈夫」と言われるように、よく噛むと消化酵素がたくさん出ますが、 食べものがきちんと咀嚼されないと、胃腸障害や栄養の偏りの原因となりがちです。 偏食なく、 なんでも食べることが、生活習慣病予防にはいちばんです。 |
全身の体力向上と全力投球 「ここ一番」力が必要なとき、ぐっと力を入れて噛みしめたいときに、丈夫な歯がなければ力が出ません。 よく噛んで歯を食いしばることで、力がわき、 日常生活への自信も生まれます。 |
電車を見に行ってきました
先日の日曜日に電車大好きな長男の為に井原では
井原線(第三セクター)の1両編成しか、なかなか
見れないので、山陽本線を見に家族で行きました。
とはいっても笠岡の線路近くの見通しの良い所なん
ですが(笑)
長男は貨物列車が一番好きなんですが、ゴールデン
ウイークの頭だからなのでしょうか、沢山見れて大
興奮でした。
そして、子供達が線路近くで手を振ると貨物列車の
運転士さんが手を振ってくれたり、警笛を鳴らして
挨拶してくれたりします。しかも運転士さんによっ
て違うので楽しいですよ。
客車の運転士さんは警笛を鳴らしたり、手を振った
りは安全管理上なのか難しいようで、こちらから振
るのみになりますが(笑)
なかなか子供の好きな所にも行けなかったので、良
い休みになりました。末っ子が大きくなったら、SL
など見に行けたらと思っています。
ゴールデンウイークですね。天気も良いみたいですし
気をつけて楽しくお過ごしください。
当医院は暦通りの診療をしております。普段、お仕事
などで歯が気になるのに受診出来なかった方は、ご相
談ください。
歯の雑学
動物の歯のお話
今日はリスについてご紹介します。
リスが硬いクルミやドングリの皮を上手にむけるのは、一対のノミ状の門歯を持っているからです。
門歯の裏側にはエナメル質がないため、内側が早く減り、
その結果としてノミの刃のような形になります。
この門歯は一生伸び続けるため、常にすりへらして正常な長さにしておかなくてはなりません。
放っておくと1年間に約20センチも伸びると推測されます。
リスには犬歯はなく、前臼歯と臼歯がありますが、こちらは伸び続けるようなことはなく、
年とともにすり減っていきます。門歯を含めて22本が、リスの歯の合計です。
なお、同じ齧歯(げっし)類のビーバーの歯の数は合計20本。
こちらは門歯が4本あって、やはり自然に根元から伸び出してくるようになっています。
ポプラ、ハンノキ、ヤナギなどの木を削るのはこの4本の前歯。
木を倒したあとは樹皮や葉や小枝を食べ、残った枝や幹で小屋やダムを建設します。
おいしいお酒は乙女のお口から
虫歯予防の第一歩はよく噛んでものを食べること。 唾液は噛むことにより分泌される消化液で、虫歯のもとになる酸を中和させてくれます。 よく噛むといえば、太古日本ではひたすら噛むことでお酒をつくっていました。ごはんやパンをしばらく噛んでいると甘いかおりが口中にひろがってきますね。これは唾液中の糖化酵素の働きによりデンプンがブドウ糖となって甘くなる現象です。 このブドウ糖を古代の日本人はお酒づくりに活用しました。穀物をかみくだき、甘くなってから容器の中に吐き溜めます。すると空気中に浮遊している野生の酵母がそこに付着し、やがてアルコールの発酵を引き起こす仕組み。 穀物を噛むのは汚れを知らぬ乙女たちの専業と伝えられてきました。 清らかさあふれる乙女たちは、昔から清潔なお口の健康を象徴する存在だったのでしょう。 |
顎の違和感はありませんか?
歯科医院というと、虫歯の治療など歯のことばかりだと思って
いませんか?実は、顎の違和感も歯科の治療の分野なのです。
こんな症状はありませんか?
思い当たることがある方は歯科にご相談ください。
顎は耳の近くですから、耳に異常があるのかと思い耳鼻科を受診
される方も多いです。ですが、耳鼻科では耳に異常はないと診断
された方は特に顎関節症の可能性があります。
一口に顎関節症といっても症状や治療法は様々です。顎の違和感
や痛みでお悩みの方はご相談ください。当医院にも顎関節症に詳
しい歯科医師もおりますので宜しければ、ご相談ください。
歯磨きのコツ★
最低3分は磨きましょう
お口の中に糖分があると、それをエザに虫歯菌の活動が活発になってしまいます。
「食事のあとは磨く!」を心がけて1日3回、一か所あたり20回以上丁寧に磨くようにしましょう。
特に寝ている間は細菌が繁殖しやすいので、寝る前にはしっかりと磨きましょう。
磨き残ししやすいところ
下記の場所は特に磨き残しをしやすい場所です。 1本1本丁寧に意識して磨きましょう。
- 歯と歯の間
- 歯と歯茎のすき間
- 奥歯の噛み合わせ面
奥歯はヘッドの小さい歯ブラシを使うと、細かいところまで磨きやすいでしょう。
歯ブラシの持ち方
なかなか難しいのが、歯と歯茎の間の汚れを取り除くこと。歯と歯茎の隙間を磨くときは、
上の図のように、ペンを握るように歯ブラシをもつと適度な力で歯茎を傷つけずに
磨くことができます。 また、歯と歯茎の隙間に向かって約45度の角度で歯ブラシを
あてるようにしましょう。
軽くあてて、小さく細かく動かすこと!
力を入れてゴシゴシと磨くと、歯茎が傷付いて痩せてしまう原因になります。
また、歯の表面に歯ブラシを強くあてると毛先が開いて
キレイに汚れが取れない状態になってしまいます。
歯ブラシは軽くあてて、適度な力で磨きましょう。
また、歯ブラシを小さく細かく動かしましょう。
そうすることで、歯の汚れをしっかりとかき出すことができます。
花盛り!!
今週は暖かい日が続いているので、遂に我が家の牡丹も花盛りです。
早咲きの濃いピンク(今年は赤に近いですが。。)と薄いピンクが花
を咲かせています。濃いピンクは少し先週の雨の為に花が散るのが早
めでしたが。。。沢山の花をつけてくれました。
これから遅咲きの牡丹が咲きはじめそうです。
今年も島根の大根島などは牡丹が綺麗でしょうね。
近くでは広島の世羅も春は花が綺麗ですよね。
これからゴールデンウイークに行楽など楽しまれてくださいね。
当医院はゴールデンウイークも暦通りに診療しております。
歯で気になることがございましたら、ご相談ください。
歯のトリビア♪
よく噛むと若返る?!
昔から食事をする時に、「よく噛んで食べなさい!」と言われてきましたが、
よく噛むことの効果をご存知でしょうか。
「食べ物を細かくすることで消化を助ける。」
「噛むことで満腹中枢が刺激されて食べ過ぎの防止になる。」… etc。
この辺は皆さんよく知っていることだと思います。
最近では、よく噛むことでアンチエイジング(抗加齢)効果があると言われています。
一つは、噛むことで脳の血流が良くなり、集中力が高まったり、
認知症の予防(脳の老化防止)になります。
もう一つは、若返りのホルモンともいわれているパロチンが唾液に含まれていて、
よく噛むことで唾液腺を刺激し、唾液(パロチン)の分泌を促すことができるからです。
パロチンとは成長ホルモンの一種で、その効果には骨や歯の再石灰化を助けたり、
皮膚の新陳代謝を活発にする働きがあり、シミやしわを防ぐことにつながります。
またパロチンは白内障の治療薬として使われることもあります。
唾液が出る主な腺には、「耳下腺」、「顎下腺」、「舌下腺」がありますが、
パロチンは耳下腺から出る唾液のみに含まれています。
耳下腺は左のイラストのように、上の奥歯に接する頬粘膜にあるので、
奥歯でしっかり噛むということが重要です。また、食事をする際に、
うつむき加減(猫背の状態)で食べていると、下顎が前に出やすく前歯が先にあたるので、
奥歯でしっかり噛むことができません。
したがって、食事をする時は姿勢を正して、目安は一口あたり30回程度よく噛みましょう。
片方だけで噛んでいると顔の歪みの原因につながるので、
奥歯左右均等に使用することを心掛けながら食事をすることが大切です。
『ありがとう』の由来
皆さん、感謝の気持ちなどを表すときに『ありがとう』って言います
よね。『ありがとう』にも由来があるんです。
ありがとうを漢字で書くと『有り難う』となります。『有り難い』の
語尾が変化したものです。では、有り難いとは?ある物事が滅多にない
ことをいいます。
『有り難い』とは滅多にないような事を表しています。そして、滅多に
ないことに感謝して言うようになって『ありがとう』と言うようになっ
たという事です。
他にも、ポルトガル語のありがとうの意味の『オブリガート』が変化し
て『ありがとう』になったという説もありますが、日本ではポルトガル
から伝来する前から『ありがとう』を使っていたので信憑性は低いと思
います。
『ありがとう』は感謝の気持ちを伝える素敵な言葉ですので、大切に使
っていきたいですね。
私たちも感謝の気持ちで『ありがとうございました』と笑顔で診療をして
いこうと思っております。
歯のトリビア♪
口の中の傷は皮膚の傷より数倍治りが早い?!
ケガをした動物が自分の傷口を舐めている姿を見ることがあります。
これは本能的な行動といわれていますが、実は、唾液には止血を助けたり、
傷口に侵入するバイ菌を破壊し、炎症を抑える成分が含まれているのです。
人間の唾液にも、抗菌作用があるリゾチームやペルオキシダーゼという酵素や、
母乳や涙、汗にも存在するラクトフェリンという感染防御機能をもった
タンパク質などが含まれています。口の中の傷が体の皮膚に比べて化膿しにくかったり、
治癒が早かったりするのは、これらの作用が働くからです。
唾液をしっかり分泌するには、よく噛むことが有効です。
ですから、よく噛んで食べることは、食べ物の消化を助けて胃腸の負担を軽減するだけでなく、
外から侵入してくる細菌やお口の細菌の繁殖を抑え、
体内への侵入を守ることにもなるのです。
唾液の少ない人は口内炎になりやすい?!
口の中が傷ついた時、唾液の量が少ない人は、口の中の自浄作用や殺菌力が低いため、
傷口の細菌により口内炎になりやすいと言われています。
日頃から、唾液の分泌を増やすように、唾液マッサージをおこなったり、
食事の際は、よく噛むことを心掛けて美味しく食事をいただきましょう。