無意識に上下の歯を噛みしめることを「歯ぎしり」(ブラキシズム)といいます。
朝起きたときや、仕事や勉強などなにかに集中していた後、
「あごがだるいなぁ」と感じることはありませんか?
もし心当たりがある場合は、気付かないうちに歯ぎしりをしている可能性があります。
歯ぎしりにはこんな症状があります。
- ギリギリ音を立てて強く歯をすり合わせる(グライディング)
- 上下の歯をぐっと強く食いしばる(クレンチング)
- 上下の歯をカチカチと続けて早くかみ合わせる(タッピング)
歯ぎしりの原因と対策
歯ぎしりは、噛み合わせの問題か精神的ストレスが大きな原因とされています。
かみ合わせの問題の場合は、主に下記の治療を行います。
- かみ合わせる時に、他の歯よりも一瞬早く接触する歯を削る
- かみ合わせが適切でない被せ物を作り直す
- 矯正治療でかみ合わせを改善する
上記の治療とあわせて、歯への負担を軽減させるためにマウスピースを装着することもあります。
歯がすり減っていたり、被せ物が割れていたり、顎に痛みやだるさを感じるようであれば、
早急に歯科医院を受診しましょう。
また、インプラント治療を受けた方で、歯ぎしりを自覚している方も
早急に歯科医師に相談してください。
インプラントが抜け落ちてしまう可能性があります。
枕の高さがあっていないことが歯ぎしりが起こることもあるので、
歯ぎしりが気になる方は、寝具を見直してみるのも良いでしょう。