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医療DX推進体制整備加算・在宅医療DX情報活用加算に係る掲示
当院は医療DX・在宅医療DX情報活用を通じた質の高い医療を提供できるように体制整備を行っております。
- オンライン資格確認等システムにより取得した医療情報を活用して診療を実施しています。
- マイナ保険証利用を促進するなど、医療DXを通じて質の高い医療を提供できるよう取り組んでいます。
- 電子処方箋の発行及び電子カルテ共有サービスを活用できる体制については、今後導入予定です。
虫歯は自然に治ることはありません。治療を受けないと必ず進行していきます。
前歯は顔の印象にも大きく影響を与えますので、『虫歯で黒い歯』は困りますね。
早く治療しましょう。
ものを食べると、口の中には食べカスがどうしても残ります。
口の中にいる細菌(ミュータンス菌)がこの食べカスを元にして、
ネバネバしたノリのようなものを作り出します。これが歯垢(プラーク)と呼ばれるものです。
砂糖などの糖分を多く含む食べカスは、特に細菌に好まれます。
この歯垢の中で糖分が分解されて酸や毒素を作りだし、歯を溶かしてしまうのです。
歯の表面が、チョークのように白く濁ってきたら虫歯の始まりです。
歯垢(プラーク)の蓄積は、歯茎の炎症も引き起こします。
歯茎が赤く腫れたり、歯ブラシを使うと出血することになります。
歯の裏に歯石が沈着することもあります。
女王卑弥呼が生きた時代は人々は、一食あたり3990回食べ物噛んでたとか。
現代人の平均620回と比べると、なんと6倍以上です!
噛む回数が少ないと、歯並びが悪くなり、虫歯や歯周病の原因になります。
忙しい現代人は、ファーストフードなどで急いで食事を済ませ、噛まなくなっ
ている傾向にあります。
そこで1990年、噛むことの大切さを考えるために発足した『日本咀嚼(そしゃ
く)学会』では『卑弥呼の歯がいーぜ』という標語を紹介しています。
よく噛んで食べることは、健康の源。もちろん、食べたあとの歯磨きは忘れずに!!
せっかくなので標語を紹介しておきます。
乳歯の時期(小学生までの時期)は保護者は子供の歯のケアに注意を払いますが、
成長するにつれだんだん自分だけで歯みがきをしたり、
自由におやつを食べたりすることが多くなっていきます。
また、生え代わりの時期は乳歯が抜けたままになっていたり、
グラグラしている歯があったり、永久歯が生えてきても咬める高さにまでなるには
多少の時間がかかりますので、歯ブラシがうまく当たりません。
歯垢(プラーク)がどんどん蓄積することになります。
奥歯の咬み合わせ・前歯の歯と歯茎の境目・歯と歯の隣り合っている面は
虫歯になりやすいところです。
思春期にかけてクラブ活動や友人との交際・受験勉強・進学等に伴う生活環境の変化によって、
生活習慣・食習慣が乱れ、今まで以上に虫歯や歯茎の炎症を起こしやすくなります。
中高生になれば、コンビニエンスストアで自由に食べ物を買うことができます。
清涼飲料水には、重量の10~15%の砂糖が含まれています。
特に多量に飲むことは、歯と歯茎の境目の虫歯を増加させます。
菓子パンは、重量の20~30%の砂糖量になります。
砂糖の過剰摂取は歯垢(プラーク)を作りやすくするだけでなく、
体の異常となって現れることもあります。 砂糖や穀類である糖質が体内で利用される時には、
ビタミンB1が大量に使われ、疲労感がしたり、肩が凝ったりします。
小さいころから正しい食習慣・生活習慣を身につけるようにしていくことが大切です。
乳歯や生えたばかりの永久歯はエナメル質表面の結晶構造が脆く、
歯垢(プラーク)の中で酸や毒素がそれほど作られなくても、
すぐに歯の表面が溶けだしてしまいます。
永久歯は生えてから時間の経過とともにしっかりした結晶構造に変化していきます。
奥歯の方が虫歯になりやすいです。歯はその役目に合わせた形をしています。
前歯は物をかみ切るために薄く、奥歯は飲み込みやすくすりつぶすために
四角くて凹みや溝がたくさんあります。凹みや溝は食べかすが停滞しやすく、
プラークを作りやすい環境になります。
またその深さや形は人によってまちまちですが、
9歯ブラシで清掃してもきれいにするには限界があります。
上顎の前歯は虫歯になりやすく、下顎の前歯は虫歯になりにくいです。
下の前歯の裏側には唾液を分泌する大きな腺があって、
何らかの刺激がなくてもいつも唾液が出ています。
このため下の前歯には虫歯は少ないです。下の前歯に虫歯があれば、
他の歯に虫歯ができている危険度はかなり高いと言えるでしょう。
逆に、上の前歯は唾液の流れを受けにくい所です。
特に乳幼児期では最初に虫歯になりやすいところです。
上の奥歯の内側と下の奥歯の外側も、虫歯になりやすい部分です。
耳の前の方にも耳下腺という唾液を分泌する大きな腺があるため、
上の奥歯の外側は唾液でいつもよく洗われています。
内側は外側に比べると流れは劣ります。下の奥歯は上とは逆で、
外側より内側の方が舌の動きも手伝って唾液でよく洗われています。
江戸時代後期に活躍した俳人、小林一茶をご存じですか?
『痩蛙(やせがえる)負けるな一茶 ここにあり』
など優しさとユーモアに満ちた俳句を詠んだ有名な俳人です。
生涯で2万句も詠んだそうですよ。そんな小林一茶も、50歳を
前にすべての歯を失ってしまったそうです。
『歯ぎしみの 拍子ともなり ぎりぎりす』
これは、一茶の歯がまだ健在だった頃の句にちがいありません。
そして月日が過ぎ、最後の歯が抜けてしまうと、自らの気持ちを
こんな句に託しています。
『歯が抜けて あなた頼むも あもあみだ』
歯をすべて失ってようやく、噛むことの大切さを悟ったのか、あ
とは阿弥陀仏の慈悲にすがるしかないと、さすがの一茶も心細く
なったのでしょう。
ユーモア溢れる小林一茶でさえも歯が無くなってしまった時には
寂しい句を詠んでいるのです。
現代は歯の喪失を予防する歯科医療も進歩しています。しかし、
歯周病や虫歯を甘くみて放置すると歯を失ってしまうことは今も
昔も変わりません。歯を大切にして自分の歯を守る為にも定期的
に歯科を受診することをお勧めします。
あまり歯みがきを熱心にやっているようでもないのに虫歯が1本もない人もいれば、
一生懸命歯みがきしているのに歯医者さん通いをずっとしている人もいます。
また、ひとりの人間の口の中でも、すべての歯が虫歯ということは極めてまれです。
同じように歯みがきしているはずなのに…。ということは虫歯になりやすい人、
虫歯になりやすい場所、虫歯になりやすい時期があるということです。
虫歯を放置すれば、どんどんひどくなっていきます。
だからといってすぐに削って詰め物をしただけでは、
また新たな虫歯ができたり、治療したその歯もまた虫歯になったりします。
これからの虫歯治療の方向は、1本の歯を虫歯にしてしまった複合的な
原因を突きとめ、それを解決することにあります。
ここ数年で虫歯に対する科学的・細菌学的な究明が進み、
虫歯になるのは当たり前という考え方は間違いになりました。
予防の方法が確立でき、個人のもつ危険度に合わせた予防の方法を組み合わせることによって、
虫歯は確実に防ぐことができるのです。
しかし、これは自分一人でできるものではなく、
各個人の歯の状態・唾液や口の中の細菌の種類や数等を検査し、
状況を十分に把握し、その結果から最も適切な予防方法を
歯科医院のスタッフとともに決定していくことが大切です。
つまり、歯科医院のスタッフは、あなたとあなたの家族の歯のホームドクターとして
歯や口の健康を守るためにサポートしていくのです。
これは虫歯予防だけの話ではありません。歯周病の予防も同じです。
超高齢化を迎えるこれからの社会情勢は、多くの面でいろいろな改革が為されてくるでしょう。
医療の内容も治療主体から予防主体へ転換されつつあります。
自分の歯を大切にし、歯科医院のスタッフの力を借りながら
自分の健康は自分自身で守っていきましょう。
6月5日(金)・6日(土)・7日(日)の3日間、
内覧会&むし歯予防イベントを開催しました。
たくさんのご来場を頂きまして、ありがとうございました!!
むし歯ゼロ表彰をさせていただきましたので、
写真でご紹介します。
本日より7日(日)までの3日間
午前11時から午後5時まで、毎日開催しております。
楽しいイベントをご用意していますので
みなさんぜひ一度遊びに来てください!!