~口腔ケアを怠ると大変なことに~
高齢者になるほど肺炎は死因の高い位置を占めます。
(死因の第1位悪性腫瘍、第2位心疾患。第3位脳卒中第4位肺炎)
お口に中が不潔な状態にあり体力が低下している方は、食物の食べかすなどが気管に入ると誤嚥性肺炎を起こしやすいといわれています。誤嚥性肺炎の予防は口腔ケアが大変重要です。
またインフルエンザの発症率も低下します。
口腔ケア専門スタッフ(歯科衛生士)がお口のお手入れのお手伝いします。
また、歯が1本もない人でも「口腔マッサージはとても気持ちいい」と好評で継続的に受けられる方も多いです。
摂食嚥下リハビリテーションについて
口腔ケアとは狭義には口腔清掃、つまり口腔衛生の改善のためのケアを指しますが、最近では「機能的口腔ケア」と呼ばれる口腔機能回復のためのリハビリテーションを含んだ広義の口腔ケアの意味で用いられることが多くなっています。
当院では、摂食・嚥下機能障害のある方に摂食嚥下リハビリテーションを行っています。
口腔ケアの重要性
お手入れ不足のお口の中は細菌の温床です。口腔ケア不良は、誤嚥性肺炎の発症率を 増加させます。肺炎は高齢者の死亡原因の上位を占めます。お口の中をきれいにする ことで、細菌を減らし、肺炎の発症率を低減させることができます。
口腔ケアは専門の歯科衛生士が口腔ケアセットを用いて行います。ご自宅や社会福祉施設(特別養護老人ホーム、老人保健施設、療養病棟等)で実施されます。ご家族の方、介護者、福祉医療関係者の方々の口腔ケアの方法等もご指導いたします。