歯の雑学

『憧れの塩歯磨き』

古代ローマ帝国の貴族たちは、つまようじで歯の掃除をして

いたと記録されています。また、バラを粉末にした歯みがき

や、鹿の角、ハツカネズミの頭骨からとれる灰、馬のひづめ

をつかった薬などで歯のケアをしていたようです。

このように、お口の衛生管理に関心が高かったのは、糖尿病

からくる歯周病に苦しんでいた貴族が多かったためです。お

そらく、運動不足のうえに、毎日贅沢な食事をしていたから

でしょう。

同じ貴族でも皇帝や皇后など皇室のトップクラスは塩を歯み

がき剤として使っていました。なにしろ、当時は塩一握り毛

皮一枚といわれたほど高価で貴重な物でした。初代ローマ帝

国皇帝オクタヴィアヌスの姉上が愛用していた塩歯みがき剤

の処方が今も残っているそうです。

古代ローマ人にとって、塩はみがきは憧れのデンタル・ケア

だったのでしょうね。

 

現代人も歯周病に悩まされていますね。歯周病は適切なデン

タル・ケアで改善していきます。また、予防もできます。

歯茎の腫れ、出血などありましたらご相談ください。

歯周病は進行してしまうと抜歯になってしまいます。早めの

受診をお勧め致します。