明眸皓歯(めいぼうこうし)
この明眸皓歯とは、『ぱっちりと開いた明るい目と白い歯』
を意味する言葉です。明眸と皓歯によって玄宗皇帝の寵愛を
得て、皇后となった楊貴妃を指していました。転じて美人を
表す言葉として日本にも定着しました。
楊貴妃の美しさに溺れた玄宗は政治を顧みず、ついに民衆に
乱を起こされ、楊貴妃は殺されてしまいます。
楊貴妃の美しさは魏の曹植が『赤い唇は外に輝き、真っ白い
歯は内にあざやかに、澄み切った目はよく動き、えくぼは頬
に愛らしい』と詠っています。
これを『朱唇皓歯』といい明眸皓歯と同意語とされています。
要はこんなに昔から白い歯が美人の条件だった訳です。歯科
は美人作りのお手伝いができそうですね。
日本では昔は結婚をすると、お歯黒をしていましたから日本
では??と考えるかもしれませんが、この『お歯黒』は虫歯
予防の効果があったといわれています。じつは皓歯を保つた
めには適していたのかもしれません。やはり、日本において
も昔から歯の美しさと健康に気を配っていたのですね。
現代人は食生活が豊かになり、虫歯や歯周病のリスクが高く
なっています。適切な治療と、適切な予防で是非『皓歯』を
手に入れてください。