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口臭の原因と予防

■口臭の原因と予防


一口に口臭と言っても原因はさまざまです。
口臭が気になる方は、いろいろな原因を取り上げましたので、一つ一つ心当たりをチェックして下さい。
また、原因に対する対処の方法も参考にして下さい。

原因:→ 対処法

1. お口の中に、大きな虫歯の穴が開いていたり、歯と歯の間に食べ物が詰まる場合
穴に詰まった食べ物が、腐って嫌な臭いを発します。すぐに、歯医者さんに行って治療を受けて下さい。

2.お口の中の衛生状態が悪い(歯周病等の)場合
お口の中が不潔だと、磨き残した食べカスが細菌に分解されて発酵し、やがて嫌な臭いがするようになります。
また、既に歯周病に感染している場合は、歯ぐきが化膿して膿を持つので、さらに嫌な臭いとなります。
すぐに対処しないとなかなか臭いを防ぐことが出来なくなりますので、一刻も早く歯科医院で治療をお受け下さい。

3.唾液(つば)が少ない、(鼻を使わず)口だけで息をしている場合(特に夏場)
お口の中が乾燥し、お口の清掃状態が悪いと、かなりきつい臭いがします。
お口を清潔に保ち、鼻で呼吸をするよう心がけて下さい。
また、唾の分泌量は精神的な影響を受けやすいので、出来るだけ気持ちをリラックスさせて下さい。乾燥に気付いたら、マメに歯磨きをしたり、水や臭い消しでお口に潤いを与えて下さい。それでも、お口の乾燥が続くようでしたら、歯科医にご相談下さい。

4.ホルモン バランスが崩れた場合( 月経前・妊娠など)
身体はホルモンの働きで常に一定のバランスを保っています。(恒常性と言います。)
しかし、女性の場合( 子孫を残すという大切な役割を果たして下さっているにも拘わらず、と言いましょうか、それが為に、と言うべきでしょうか)、月経前や妊娠によってホルモンのバランスが大きく変化するため、体調を崩したり、身体の抵抗力が落ちたりします。その時、お口の中の細菌数が一気に増加するので、口臭がきつくなってしまいます。
予防法として、その時期は普段以上に歯磨きの回数を増やすとともに、殺菌作用の有るうがい薬や、フッ素やキシリトールを利用した積極的な細菌対策を行って下さい。また、体調が悪いときは婦人科を受診し早期の回復に努めて下さい。

5.栄養不足( ビタミン不足・ダイエット中等)
食事のバランスが悪かったり、無理なダイエットを行うと身体の抵抗力が衰え、お口の中の細菌数が急増します。その結果、口臭がきつくなったり、歯ぐきに炎症が起こったりします。マメな歯磨きと殺菌作用の有るうがい薬を使って、お口を清潔に保つと共に、バランスの取れた食事をして身体の抵抗力を回復させて下さい。特に、ビタミンCを摂って下さい。

6.糖尿病に罹ってしまわれた場合
糖尿病にかかってしまうと、食べものをエネルギーに変換する際に支障が生じるため、 充分なエネルギーを得ることが出来無くなります。       
その結果、身体の抵抗力が低下し、お口の中で細菌の増加を許してしまいます。( 身体に出来た傷口も、すぐに細菌感染を起こして化膿してしまいます。)細菌の数が増加するに従って口臭もきつくなりますが、それだけではなく容易に歯周病 に移行して行きます。ですから、糖尿病治療を行いながら、お口の中を常に清潔にする位の注意が必要です。
毎食後と就寝前には、きっちりと歯磨きをし、歯磨き後に殺菌作用の有るうがい薬を毎回お使い下さい。また、マメに歯科医医院に定期健診に通って下さい。(毎月一回のペースで!)

7.血液疾患やガンにかかってしまった場合
次のような血液疾患にかかってしまった場合は、、歯ぐきから(何もしなくても)自然に出血したり、歯ぐきが壊死(死ぬこと)や壊疸(腐ること)を起こすので、口臭がかなりきつくなります。これらの症状を起こす疾患は、貧血、血友病、血小板減少性紫班病、白血病、ガン(特に舌ガン、上顎洞ガン、など)が有ります。気になる方は、すぐに内科や歯科を受診して下さい。また、残念にも既にかかってしまわれた方は、医科の先生と連携を取りながら歯科を受診なさって下さい。

8.加齢
加齢と共に体臭がきつくなりますが、それと同様口臭も変化して行きます。
赤ちゃんの口臭はどちらかと言えば甘く、臭いを嗅いでも人に不快感を与えません。
しかし、年齢を重ねるに従って口臭は変化し、しかもきつく成ってきて、40歳を越える頃にはかなり不快感を増してくるように成ります。また、入れ歯をご使用の方では、お手入れが悪いと入れ歯に細菌が繁殖して(入れ歯には血液が通っていませんから細菌に対する抵抗力は備わっていません)きつく臭います。
ですからそのことを自覚し、日頃から、若いとき以上にお口のお手入れに励んで下さい。そうしないと、お口の細菌が原因のリュウマチや泌尿器系の疾患を患ってしまうことが有ります、充分ご注意下さい。
お手入れの方法は、通常の歯磨きおよび、殺菌作用の有るうがい薬でのお口の消毒以外に、入れ歯の洗浄(週に何度かは入れ歯洗浄剤をお使い下さい)と消毒(うがい薬でも可です)を行って下さい。

 

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むし歯の進行段階と治療

虫歯の進行段階と治療
– 虫歯のメカニズムと治療
虫歯の症状は、一般的に「C0」~「C4」という段階に分けて呼ばれます。

虫歯の進行段階と治療

虫歯の症状は、一般的に「C0」~「C4」という段階に分けて呼ばれます。

「C」とは「カリエス(=虫歯)」の頭文字です。

症状や虫歯の場所、医院によって治療法は異なります。

C0の段階

虫歯は歯の表面からカルシウム等の無機成分が溶け出すことから始まります。

C0(シーゼロ)というのは少し無機成分が溶け出している面があるということです。

黒くなったり、穴があるというところまでは進んでいません。

治療方法
この段階では、元の歯の状態に戻すことも可能です。
歯科衛生士に指導を受け、あなたに合ったていねいな歯みがきをしてください。
・フッ素を使って歯みがきをする
・歯科医院でのフッ素塗布

C1の段階

エナメル質(歯のいちばん固い外側の部分)が細菌に溶かされはじめます。

エナメル質には神経がないので痛みなどはありません。

自覚症状がないのでこの段階で見つけるのは困難ですが、

定期的に歯医者さんへ歯石をとりに行けば見つけることは可能です。

主な症状
・歯の表面に艶がない 
・薄い茶褐色になる
治療方法
虫歯の部分だけを削って、つめものをするか、かぶせものをします。
・つめもの(インレー)
・クラウン(神経が生きている場合のクラウン)
治療に用いる材料
・コンポジットレジン
・硬質レジン

C2の段階

細菌が象牙質(エナメル質の次にある部分。

歯の神経を守る壁)にまで達しています。

穴があき、黒っぽくなって見ためにわかるようになります。

主な症状
・穴があく
・茶褐色から黒っぽくなる
・冷たいもの、熱いもの、すっぱいものがしみる
治療方法
虫歯の部分だけを削って、つめものをするか、かぶせものをします。
・つめもの(インレー)
・クラウン(神経が生きている場合のクラウン)

C3の段階

神経(歯髄)に虫歯が達しています。どんどん痛みがひどくなってきます。

猛烈に痛いのでどこが痛いのかもわからなくなって、麻酔もききづらくなります(急性歯髄炎)。

しかし、治療を受けずにほおっておくと痛みがとまることがあります。

神経が死んで感覚がなくなってくるからです(根尖性歯周炎)。

主な症状
・大きな穴があく
・ズキズキと刺すような痛みがある
・膿がでる 
・歯が割れることがある
治療方法
歯ぐきから上の歯が崩れ、冠をかぶせられる程の大きさが残っておらず、
歯の神経も死んでしまった場合、残った歯の根を利用して芯を立て、
その上に冠をかぶせます。
・クラウン(神経が死んでいる場合のクラウン)

C4の段階

穴がどんどん広がって、歯がほとんどない状態。歯根だけが残ります。

神経(歯髄)が死んで腐敗し、膿みが出て悪臭がします。

歯根の先やまわりにまで炎症がおよび、歯茎の中の骨が溶けて、

さらに痛みが起こり熱が出ることもあります。

主な症状
・膿がでる
・口臭が強い
・歯茎、ほお、アゴ、リンパ腺が腫れる
・物が噛めないくらい痛い
治療方法
ここまできたら歯を抜くしかありません。まれに歯根の状態がよいと、
歯根を残し義歯をかぶせることもあります。
・ブリッジ(固定式入れ歯)
・義歯(取り外し式入れ歯)
・インプラント

 

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むし歯のメカニズム

虫歯のメカニズム – 虫歯のメカニズムと治療 1 –

虫歯の原因と進行段階、それに応じた治療方法を説明しています。

虫歯は自然に治ることはありません。治療を受けないと必ず進行していきます。

前歯は顔の印象にも大きく影響を与えますので、『虫歯で黒い歯』は困りますね。

早く治療しましょう。

虫歯のメカニズム

ものを食べると、口の中には食べカスがどうしても残ります。

口の中にいる細菌(ミュータンス菌)がこの食べカスを元にして、

ネバネバしたノリのようなものを作り出します。これが歯垢(プラーク)と呼ばれるものです。

砂糖などの糖分を多く含む食べカスは、特に細菌に好まれます。

この歯垢の中で糖分が分解されて酸や毒素を作りだし、歯を溶かしてしまうのです。

虫歯のはじまりに注意

歯の表面が、チョークのように白く濁ってきたら虫歯の始まりです。

歯垢(プラーク)の蓄積は、歯茎の炎症も引き起こします。

歯茎が赤く腫れたり、歯ブラシを使うと出血することになります。

歯の裏に歯石が沈着することもあります。

 

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卑弥呼の歯がいーぜ!!

女王卑弥呼が生きた時代は人々は、一食あたり3990回食べ物噛んでたとか。

現代人の平均620回と比べると、なんと6倍以上です!

噛む回数が少ないと、歯並びが悪くなり、虫歯や歯周病の原因になります。

忙しい現代人は、ファーストフードなどで急いで食事を済ませ、噛まなくなっ

ている傾向にあります。

そこで1990年、噛むことの大切さを考えるために発足した『日本咀嚼(そしゃ

く)学会』では『卑弥呼の歯がいーぜ』という標語を紹介しています。

よく噛んで食べることは、健康の源。もちろん、食べたあとの歯磨きは忘れずに!!

せっかくなので標語を紹介しておきます。

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むし歯になりやすい人③

虫歯になりやすい時期
むし歯になりやすい時期を解説しています。

虫歯になりやすい時期

生え代わりの時期

乳歯の時期(小学生までの時期)は保護者は子供の歯のケアに注意を払いますが、

成長するにつれだんだん自分だけで歯みがきをしたり、

自由におやつを食べたりすることが多くなっていきます。

また、生え代わりの時期は乳歯が抜けたままになっていたり、

グラグラしている歯があったり、永久歯が生えてきても咬める高さにまでなるには

多少の時間がかかりますので、歯ブラシがうまく当たりません。

歯垢(プラーク)がどんどん蓄積することになります。

奥歯の咬み合わせ・前歯の歯と歯茎の境目・歯と歯の隣り合っている面は

虫歯になりやすいところです。

思春期

思春期にかけてクラブ活動や友人との交際・受験勉強・進学等に伴う生活環境の変化によって、

生活習慣・食習慣が乱れ、今まで以上に虫歯や歯茎の炎症を起こしやすくなります。

中高生になれば、コンビニエンスストアで自由に食べ物を買うことができます。

清涼飲料水には、重量の10~15%の砂糖が含まれています。

特に多量に飲むことは、歯と歯茎の境目の虫歯を増加させます。

菓子パンは、重量の20~30%の砂糖量になります。

砂糖の過剰摂取は歯垢(プラーク)を作りやすくするだけでなく、

体の異常となって現れることもあります。 砂糖や穀類である糖質が体内で利用される時には、

ビタミンB1が大量に使われ、疲労感がしたり、肩が凝ったりします。

小さいころから正しい食習慣・生活習慣を身につけるようにしていくことが大切です。

 

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むし歯になりやすい人②

虫歯になりやすい歯

むし歯になりやすい歯を解説しています。

虫歯になりやすい歯

大人よりも子供の歯

虫歯になりやすい所

乳歯や生えたばかりの永久歯はエナメル質表面の結晶構造が脆く、

歯垢(プラーク)の中で酸や毒素がそれほど作られなくても、

すぐに歯の表面が溶けだしてしまいます。

永久歯は生えてから時間の経過とともにしっかりした結晶構造に変化していきます。

前歯よりも奥歯

奥歯の方が虫歯になりやすいです。歯はその役目に合わせた形をしています。

前歯は物をかみ切るために薄く、奥歯は飲み込みやすくすりつぶすために

四角くて凹みや溝がたくさんあります。凹みや溝は食べかすが停滞しやすく、

プラークを作りやすい環境になります。

またその深さや形は人によってまちまちですが、

9歯ブラシで清掃してもきれいにするには限界があります。

前歯は上側に注意

上顎の前歯は虫歯になりやすく、下顎の前歯は虫歯になりにくいです。

下の前歯の裏側には唾液を分泌する大きな腺があって、

何らかの刺激がなくてもいつも唾液が出ています。

このため下の前歯には虫歯は少ないです。下の前歯に虫歯があれば、

他の歯に虫歯ができている危険度はかなり高いと言えるでしょう。

逆に、上の前歯は唾液の流れを受けにくい所です。

特に乳幼児期では最初に虫歯になりやすいところです。

奥歯は上の内側と下の外側

上の奥歯の内側と下の奥歯の外側も、虫歯になりやすい部分です。

耳の前の方にも耳下腺という唾液を分泌する大きな腺があるため、

上の奥歯の外側は唾液でいつもよく洗われています。

内側は外側に比べると流れは劣ります。下の奥歯は上とは逆で、

外側より内側の方が舌の動きも手伝って唾液でよく洗われています。

 

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ブラッシング指導を行いました!

先日、荏原小学校にお邪魔して、

5年生のみなさんにブラッシング指導を行いました。

生徒のみなさんにお礼のお手紙や写真を頂きました。

ありがとうございます!!

 

 

 

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むし歯になりやすい人①

虫歯になりやすい人、虫歯になりやすい場所、虫歯になりやすい時期を解説しています。

あまり歯みがきを熱心にやっているようでもないのに虫歯が1本もない人もいれば、

一生懸命歯みがきしているのに歯医者さん通いをずっとしている人もいます。

また、ひとりの人間の口の中でも、すべての歯が虫歯ということは極めてまれです。

同じように歯みがきしているはずなのに…。ということは虫歯になりやすい人、

虫歯になりやすい場所、虫歯になりやすい時期があるということです。

虫歯になりやすい人

1. 歯の質が弱い人
2. 歯の形、歯並びが歯垢のつきやすい状態になっている人
3. 細菌(ミュータンス菌)のもともと多い人
数が多い方が虫歯になりやすく、少ないと虫歯になりにくいと言えます。
母親のミュータンス菌の数が多いと子供への感染が起こりやすいです。
そして、いったん住み着いてしまったミュータンス菌は、
歯医者さんでも口の中から除去することは困難です。
ミュータンス菌や乳酸桿菌の数は、唾液を採取して2~4日間培養して測定します。
4. 薬やその他身体的な理由で唾液が少ない人
内科・整形外科・精神科等長期にわたって通院し、
薬を1~数種類服用していると、その薬の副作用で唾液の分泌量が抑えられることが
よくあります。慢性的な病気やいつも飲んでいる薬があれば、
歯科医院でも関係ないと思わずに伝えてください。
また、頭・頚部の放射線治療を受けた人も、唾液の分泌が抑えられることがよくあります。

 

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むし歯の予防⑤

これからの虫歯予防の考え方

虫歯を放置すれば、どんどんひどくなっていきます。
だからといってすぐに削って詰め物をしただけでは、また新たな虫歯ができたり、
治療したその歯もまた虫歯になったりします。

これからの虫歯予防の考え方

虫歯を放置すれば、どんどんひどくなっていきます。

だからといってすぐに削って詰め物をしただけでは、

また新たな虫歯ができたり、治療したその歯もまた虫歯になったりします。

これからの虫歯治療の方向は、1本の歯を虫歯にしてしまった複合的な

原因を突きとめ、それを解決することにあります。

ここ数年で虫歯に対する科学的・細菌学的な究明が進み、

虫歯になるのは当たり前という考え方は間違いになりました。

予防の方法が確立でき、個人のもつ危険度に合わせた予防の方法を組み合わせることによって、

虫歯は確実に防ぐことができるのです。

しかし、これは自分一人でできるものではなく、

各個人の歯の状態・唾液や口の中の細菌の種類や数等を検査し、

状況を十分に把握し、その結果から最も適切な予防方法を

歯科医院のスタッフとともに決定していくことが大切です。

つまり、歯科医院のスタッフは、あなたとあなたの家族の歯のホームドクターとして

歯や口の健康を守るためにサポートしていくのです。

これは虫歯予防だけの話ではありません。歯周病の予防も同じです。

超高齢化を迎えるこれからの社会情勢は、多くの面でいろいろな改革が為されてくるでしょう。

医療の内容も治療主体から予防主体へ転換されつつあります。

自分の歯を大切にし、歯科医院のスタッフの力を借りながら

自分の健康は自分自身で守っていきましょう。

 

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内覧会&虫歯予防イベント報告

6月5日(金)・6日(土)・7日(日)の3日間、

内覧会&むし歯予防イベントを開催しました。

たくさんのご来場を頂きまして、ありがとうございました!!

むし歯ゼロ表彰をさせていただきましたので、

写真でご紹介します。

 

 

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